【059】2012年秋 活動

2013/09/05 6:15 に Hiroshi Nakayama が投稿   [ 2013/09/05 8:12 に更新しました ]
9月25日
えこえね南相馬
エコ&未来エネルギーを考える会

「環境にやさしいエネルギーを活かした街づくり」

 を主催。


エコ&未来エネルギーを考える会@南相馬
80名ほどの方が参加され、福島大学・佐藤理夫先生の基調講演のあと、ISEP古屋さん、えこえね南相馬メンバーでパネル討論&会場との意見交換。
桜井市長もプレイベートでお見えになった(写真左側)ので、市民のお一人としてご意見をいただきました。

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9月26日
福島大学「地域のエネルギーとお金を地域と地球に活かす
」フォーラム
 パネルディスカッションの
登壇者は
福島大学・佐藤理夫先生、
福島県エネルギー課・佐々木課長、
法政大学・舩橋先生、
ISEP飯田晢也所長
などの錚々たる皆さん

実践的で役に立つ話を期待して参加したが、このフォーラムは一般的な話の紹介が多く、参加したメンバーからは「期待外れ」「肩すかし」という意見も。。。

地域活動をどう活性化するか、資金集めをどうするか、など、より具体的な内容で今後は進めていただきたいと感じました
⇒ 直後の9月29日に法政大学の研究会に参加したので、舩橋先生に忌憚ない感想を申し上げるとともに南相馬への直接支援をお願いしました。

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10月1日
10月末に開催する再エネ先進事例見学会の下見のために、南相馬に。
通常はマイカーを運転して行ってるので、新幹線に乗るのは半年ぶりぐらいです。(実は、9月26日の福島大学フォーラムの帰路に車がちょいと故障して、二本松の霞ヶ城の近くのホンダディーラーに修理に出しました)

台風一過の青空ですが、電柱が傾いて見えるのは、強風で曲がったからでしょうか?
⇒正解は スマホのフォーカル・プレイン・シャッターというメカニズムによるもので、
水平方向にシャッターが移動するので、記録に時間的なずれが生じるからです。

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10月2日
「えこえね南相馬」10月27日見学会の下見。

まず、福島県三春町・芹沢農産加工所のソーラーパネル。
いわき市のインディアンビレッジ・島村さんが高台の畑に設置した労作です。
50mほどの急な坂を上りきったところにあるので、見た目よりはるかにたいへんな工事です。

発電容量は5kwで、パネルは縦125.7センチ、横97.7センチで、36枚です。 これで農産品加工所内の施設と照明はすべてまかなっています。

二ヶ所に分かれてパネルがありますが、間をつなぐケーブルは二つ割の竹で補強されていました。


二番目に訪問したのは、
郡山市の・クリーンエネルギーネットワークLLP。
増尾代表から、バイオマス・メタンプラントの可能性と将来像への熱い想いを伺う。
生ゴミや残渣のエネルギー利用により、真に自立循環型の暮らしを創るというのが狙いです。

研究開発費等で数千万円かかっているのとのことですが、その多くは増尾代表の個人資金で賄っているのとのことで、
その姿勢と情熱に頭が下がります。





三番目に訪問したのは、

鏡石岩瀬牧場「ソルガムのエチルアルコール事業」

 ~東北農業支援ネットワーク

この実験場の代表の田井中さんからお話を伺いましたが、

5m以上にもなるスイートソルガムに参加者一同、驚きました。

沖縄では栽培しているそうですが、東北の気候にあうもの、セシウムの吸着の状況、収穫量など、いろいろな品種を育てて試験をしています。収穫したソルガムの茎を砕いて、アルコール発酵させてエネルギー利用します。


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10月10日
「農業と発電の共存」セミナー@茨城大学
畑と太陽光発電が両立する「ソーラーシェアリング」のプレゼン。
CHO技術研究所の長島彬さんのお話はきわめて合理的で説得力があって、素晴らしいです。

長島さんのホームページは以下です。
「ソーラーシェアリングのすすめ」
http://www.d3.dion.ne.jp/~higashi9/sola1.htm

また、配布用資料もご覧下さい。
http://www.d3.dion.ne.jp/~higashi9/haihukWhjpg.pdf

⇒えこえね南相馬が本気で、ソーラーシェアリングに取り組むようになったのは、ここで聴いた長島さんのお話に強く共感したからとも言えます。
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10月11日
6月~8月まで受講した早稲田大学・復興人材育成塾の現地スタディ・ワークショップ。
まず「いわきチーム」まとめ案のイメージをつくりました。


いわきは東北の南に位置していて「暖かい」

「スパ・リゾート・ハワイアン」があってトロピカル。


昔は石炭が出た。温泉、熱もある。

今は洋上風力発電、再エネもある。


米作りや首都圏に送る野菜作りなど農業も盛ん。


ということで、『農業』x『温泉・熱』x『エネルギー』のシナジー効果。シンボルは『ハワイアン・トロピカル』というコンセプトに!!


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10月15日
エネルギー・資源学会 @JST 東京本部別館
「米国の2050年・脱石油・石炭・原子力エネルギーシナリオの経済的可能性と日本への示唆」会場は満席で、200名近い参加者が!
講演者は、①山地憲治: 資源学会長、②エイモリ・B・ロビンズ氏:ロッキーマウンテン研究所会長。
シェールオイルが採れるようになって 化石燃料派が勢いを増しているアメリカが、将来戦略をどう考えてるか興味があったが、「2050年に向けて 再生可能エネルギー比率を74%に高める。」とのシナリオ。

「原発ゼロ化は、様々な省エネと、再エネの導入、集中型から分散型の発電に変えることで実現できる。
日本は、〔低緯度だから)欧米より太陽エネルギーが多いし、ベースとなる技術力もあるから、やれるはず!!」という力強いメッセージ

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10月20日
アースダイアログ@国分寺カフェスロー南相馬の高村美春さんのお話を皆んなで聴く。

思い起こしてみると、2011年3月30日にボランティアセンターの物資仕分けでお目にかかってから一年半。すっかり南相馬を代表する”語り部”になって、チェルノブイリ、ブラジル、そして日本のあちこちに出かけ、さらには環境大臣も出席する「リスクコミュニケーション会議」の数少ない民間人メンバー。
スゴイね~~~とあらためて思う。


「艱難 汝を玉にす」という格言あるけれど、原発から25kmのところで、ずっと、生きることや人そのものに向き合っているので、磨かれてくるのでしょうね。 もちろん、天性の能力もすごいと思います。

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10月21日

再度、南相馬へ。
午前中は高見公園・屋外遊び場オープニングセレモニー

須藤栄治さんの挨拶の後、桜井市長のお祝いのメッセージ。


子どもたちが主役でテープカットという趣向がいいですね。
さすがに、近藤ヨシユキ先生の配慮が行き届いています。


2月の南相馬ダイアログの頃は、子どもが外で遊ぶなんて考えられなかったけど、みんなが協力して除染をしたり、放射能を内部被ばくや健康影響のこともだいぶ分かってきて、ある程度、安心して表で遊べるようになったのは、素晴らしいことです。



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10月21日

"この街の好きなところはどこですか”午後は、えこえね南相馬イベント
皆んなで考えよう!省エネ・再エネで街
づくり

”どんな街にしたいですか”
”思っている街を実現するにはどんなことが必要ですか"

みなのアイデアが、ワールドカフェスタイルでドンドン
出てきて話がはずみます!

こういう対話の場をもっと広げていけると良いですね。





今夜の宿泊は、
南相馬・農家民宿「翠のさと」
超豪華な夕食!で右側の焼魚とお刺身はFB写真に入りきらない!
これで宿代は、ビジネスホテル素泊まりと一緒!

その上、美しい自然の景観と心温まるおもてなし。
さらに、奥さんのいろんなお話が伺える。
最高です!!!

農家民宿『翠の里』
万葉の襖絵も素敵です。
http://yumesoso.jp/yutadosa/archives/6224.html


農家民宿の案内ページ
http://www.msouma-furusato.jp/event/g_event1.html
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10月22日
南相馬・ソーラーシェアリング候補地、3ヶ所目。

奥村農園 「再エネの里」予定地


段々に畑になってます。
下側右手がソーラーシェアリング候補地。
正面には池があります。

左手には、安達太良連邦が眺望できる風光明媚なところ。

イメージが湧きますね (^o^)



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10月26日
法政大学・多摩キャンパス。


サステナブル研究所・舩橋先生と「再エネを支える新たな資金づくりと組織形態」の相談をするのに訪れました。
市民発のいろんな仕組み作りの話が弾んで、すっかり日暮れになってしまいましたが、充実した時間でした。

X= [農業+再エネ+除染]の方程式を解くのは簡単ではないが、想いのあるところに道は拓けるに違いない!




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10月27日

福島県再生可能エネルギー先進事例見学会の後に、

東京から一緒に行ったメンバーで「南相馬・みんな未来センター」訪問。


学生の蔭木君、調査会社の井上さん、大学職員の小川さん、
南相馬は、戸田軍曹、ゾウニスト水野、野村監督、と珍しい顔合わせ。
南相馬の今と未来への話が弾みまし
た!

という私は、えこえね南相馬のミーティングがあったので、アッシー君しかしていません。



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10月28日

南相馬鹿島区・寺内第一仮設住宅 「和みサロン」

こちらは、2011年8月から仮設住宅の集会所で、くつろげる場を提供してきています。運営は地元の人たちがすべてやっています。

サロンの主の松野美紀子さんに、南相馬の今の状況と課題を伺いました。

震災から1年半、いろんな変化がありました。
課題はいろいろありますが、少しずつ解決して行きたいですね。初めて南相馬に来た人も居るので、素晴らしい気づきの場となったようです。





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10月28日午後
南相馬復興大学第一回
講師陣は、早稲田大学 岡田先生、ロハスの大和田順子さん、地域再生の勝瀬さん、まちおこしの杉本さん。

今日はお互いを知る時間。多彩な講師陣と、多
様な受講者。
これからの拡がりが楽しみです!


南相馬復興大学のホームページは以下です。
http://www.fukkoudaigaku.jp/





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ということで、とりあえず、2012年9月後半~10月までの活動紹介でした。



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