【015】相馬・南相馬・飯舘レポート(2)

2011/08/03 9:30 に 東北の未来志縁プロジェクト が投稿   [ 2011/08/04 5:38 に Hiroshi Nakayama さんが更新しました ]
7月22日~25日、相馬・南相馬・飯舘での活動レポートの続きです。
■ 飯館村の現状

二ヶ月ぶりに飯館村に行きました。
村役場は6月22日に福島市役所飯野支所に移転しましたが、職員数名が常駐されています。
役場の玄関前の線量計は3.22マイクロシーベルトを指していましたが、風の状況などで数値は刻々変わります。


 
     













計画避難区域ですが全員が村の外に出たわけではなく、

特別養護老人ホームやいくつかの工場は稼働しています。

右は

特別養護老人ホームいいたてホーム

 です。
村役場の道路を挟んだ反対側にありますが、多くの建物はまだ新しく
とても綺麗な施設です。


村役場近くの、学校や、図書館、までいな家・エコハウス 、いずれも新しく、
緑と調和して建っていてとても素敵です。









街道沿いの家々も綺麗に手入れされていた建物や庭が多く、このまま普通に住み続けることができたら良いのに・・・と思います。
早く戻ってきたいという村の人たちの想いに共感します。

群生する山百合や、手入れされていた紫陽花が綺麗でした。
















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■ 飯舘村の方にお話を伺いました

 ・全村避難をし、一時避難所(旅館、ホテル、県の施設)から二次避難所に移っている。
 ・飯舘村には、物を取りに、いつ帰ってもよい。
  とりあえず仮設に移るが、いやになったら、村に帰る、と考えてる人もいるようだ。

 ・飯舘村の職場への外からの通勤者のなかに、線量を心配している人たちもいる。
 ・避難先の福島市も数値が高いところもあり、さらに移転を考えてる人もいる
お母さん方はだんだん不安になりつつある― “なかなか帰れないよね!”と話している

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先が見えない放射能汚染・・・なんとか皆さんが安心して暮らせるようにしたいものです。

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