6月16日、鴻巣さんの紹介で、南相馬復興応援し隊「福好再見」の代表 西野さんにお会いしました。 南相馬市立原町第二中学校の卒業生4人で作ったグループです。 みなさん南相馬市で被災し一時はそれぞれ避難しましたが、各々の事情で戻ってきました。 自分たちでできることはなにかと模索した結果、復興応援Tシャツを販売して義援金を集めようと考えて活動を始めました。 ![]() 「福好再見(ふっこうさいけん)」とは次のような意味です。 ![]() ★ ホームページ ⇒ 「福好再見」 NHKニュースでも報道されて注文が殺到し、すでに1000枚ほどのTシャツを販売しました。 でももっとたくさんの義援金を集めたいので、皆さんもぜひ購入してください。 ★Tシャツ販売ページ ⇒ 「福好再見」Tシャツ販売 ------------------------------------------------ 西野さんとのお話 ● 学校給食をなんとかしたい。 (西野さん) ・南相馬市では30km圏内の小中学校を閉鎖しているので、生徒たちは北部の鹿島区の学校に通ってる。 ・これを鹿島区の給食センターでつくっているが、設備の能力が不足していて供給量が足りない ・小学生はなんとか足りているが、中学校では量が足りずにお腹をすかしている。 ・そこで、追加で配れるような食品を提供できないだろうか? Tシャツで集めた義援金をこれに充てたいが、他からも協力をもらえないだろうか? ⇒当日の会話 ・訪問メンバーが食品関係の企業に当って、提供できる食品を探してみる ・食品を送るための寄付金を募ってみる ・30km圏内の給食施設が使えない理由を調べて、解決策がないか検討してみたい ⇒後日談(西野さんが中学校に確認した結果) ・個人や企業からたくさんの物資の提供があり、量が確保できるようになりました。 ・二学期からは原町(30km圏内)の学校の給食室で作ったものを鹿島中に運べるように 保健所と詰めているので、二学期からは完全給食に戻る予定。 ● 子どもたちのニーズに応えたい ・子どもたちが求めているものをつかんで、応えてあげたい ・今までできなかったことをやれるようにしたい ・学校を通して纏めてなにかやろうとするのはけっこう難しい。 (平等に提供できるか・・・などの条件がある) 鴻巣さんの話 ● 仕事が減っているので就職するのはたいへん ・仕事のメドがたたない。 ・雇用保険が延長されるが、それでも 6ヶ月+3ヶ月=合計9ヶ月 ・雇用保険が適用されない場合は、なおたいへん ・30km圏内は1世帯100万円の一時金(単身は70万円) ⇒でも、100万円で暮らせるのはせいぜい3ヶ月 ● 避難所から仮設住宅への移転 ・仮設550世帯をつくったが、移転が進んでない。 ~生活や食事が自前となる不安、職場・病院などが遠い、民間アパート借り上げ、などなど ・避難所暮らしのほうが皆で一緒で良いという人もいる ・避難所に入れず、自宅に居る人のケアがこれからたいへんになる |
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