5月24日(火)~28日(土)まで、相馬で「おひさまカフェ」が開催されました。 主催したのは「おひさまプロジェクト」の大石ゆい子さん。 被災された方々に元気になっていただき、復興へのキッカケになれば・・・ ということで、避難所の皆さんにくつろげる場を提供しました。 場所は相馬市役所前の割烹「まる久」さんの奥の広い和室をお借りしました。 「鴨川市大山支援村」「おひさまカフェ」の二枚看板です。 ![]() ![]() ![]() とてもお洒落なメニューボードや飾りつけ そして有機のお菓子やケーキがたくさん!! ![]() ![]() 「もちアワまんじゅう」「夏みかん寒天ゼリー」「柚子ジャムクッキー」「柚子とくるみのショコラケーキ」「柚子のココナッツのタルト」などなど・・・見た目も綺麗だし、とってもおいしいです。 それから地元相馬の老舗ケーキ屋さん「あまけん」さんのショートケーキ、遠くから送ってきていただいた、みはしのあんみつ、抹茶ラスク、いずれも逸品です。 ロス・アンジェルス在住の三村さんも、カフェでのふれあいを通しての『心のケア』をお手伝いしたいとはるばる来てくださいました。 (日ごろはLAで移民対象のソーシャルワークをされています。) アメリカのお友達から、キャップやヨセミテのTシャツなども提供いただきました。 ![]() ![]() たいへんお世話になりました。 -------------------------------------- 来ていただいた方にはまずお菓子と飲み物を選んでいただき、いろいろとお話をします。 ![]() ![]() 「おひさまカフェ」の評価は ◎ おいしいお菓子とコーヒーで気分転換になる ◎ 気兼ねなくいろんな話ができてうれしい ◎ こんな風に陶器のカップでコーヒーを飲んだのは震災後はじめて ◎ 割烹の部屋だから庭の眺めもよくて落ち着く ◎ 畳はいい!! (体育館の床とはだんぜん違う!!) くつろいでホッとするゲストの皆さんと大石さん みなでおしゃべりタイム ![]() ![]() この他にも、皆でヨーガをしたりマッサージをしていただいたりと心身ともにリラックスします。 太田先生の指導で、ヨーガをやってます ↓ お花は大石さんが生けました(才能ありますね) ![]() ![]() 地元紙でも大きく報道されました。 ![]() 「福島民報」の題字と記事を合成したので、一面トップではありません・・・念のため ♥--♡--♥--♡--♥--♡--♥--♡--♥--♡--♥--♡--♥--♡--♥--♡--♥--♡--♥--♡--♥--♡--♥--♡--♥ 5日間の開催で、来ていただいたのは、のべ160人ほど。 お一人だったり、お友達と連れ立ったり、お子さんと一緒だったり、さまざまです。 ----------------------------------------------------- 皆さんからはいろいろなお話を伺いました。 食事がオニギリとカップメンだけで一ヶ月半暮らしたこと、口に合わなくても食べるしかなかった、子どもに食べさせるものがなくて困った、やっと最近、仕出し弁当なども出るようになった、普通に食べられることのありがたさが身に沁みた、などなど。 避難所ではパーテーションがなくてプライバシーが守られずに困ったこと、子どもを叱るのに気兼ねしたこともあった、でも気にすることなく接するようになった、他人の子でも注意するときはする。…コミュニティの皆で子育てしてるような面もある。 ほ とんどの人が津波から逃げる時に九死に一生の体験をしている。そして、親族や近所の人を亡くしている。避難した後ろの車が津波に呑まれた人、隣りの家族6 人が車中で見つかった人。それぞれに「一緒に逃げれば良かった」「もっと強く言えば…」といった悔やむ気持ちを強く持っている。 船を無くした人、大きな料理屋さんをやっていたけどすべて流された人、新築の家が無くなった人、タンス預金が流されて無一文になった人(お札がたくさん見つかったけど持主が特定できないので戻ってこない)、境遇はいろいろです。 お子さんのうちお姉ちゃんは亡くなって、坊ちゃんだけになったシングルマザー、しばらくは悲嘆にくれていたけど、いつまでもこれではいけない・・・と気持ちを切り替えようとしてる。 6月17日までに避難所は閉鎖されるので、それまでに仮設住宅に移らねばならない。 仮設住宅は公用地に建てるのが原則なので、相馬北西部の工業団地が多い。 ~相馬港近くの原釜地区の人たちからは遠いので不便になる。 今後に向けて ・とりあえず仮設に入って落ち着きたい。その先はまだあまり考えられない。 ・仮設に入ると電気代、食費その他の費用がかかるけどお金をどうするかが問題。 ・いずれは家も建てたいが、海の近くは思いだすので行きたくない。 ・借金も返さねばならないから、とにかく仕事が欲しい。 ・いろいろ悩んでいてもしょうがない。 ・女性が働けて役立つような場をつくりたい。 ・相馬の名物となるようなものをつくっていきたい。 などなど、…たくさんのお話を伺いましたが書ききれません。 強く感じたのは、皆さんが少しずつ前を向いて生きようとされていること。 -------------------------------------- というようなことで、相馬の皆さんが元気になるきっかけの一つにはなれたと思います。 次回に繋げていきたいですが、6月中旬で避難所がなくなり仮設住宅に移り住むようになるので、同じスタイルで「おひさまカフェ」をするのは交通の便から難しくなります。 そこで「あわのわ」さんがやっているような『移動カフェ』を仮設住宅の集会所で開くか、新たな場をつくるか、考えながらこの取り組みを継続していきたいと思います。 引き続き、ご支援をよろしくお願いいたします。 |
活動レポート >